OMM JAPAN 2016 Day1

うだうだしてたら年をまたいでしまいましたが、OMM JAPAN参戦記です。

カテゴリーはスコアロング。制限時間7時間(2日目は6時間)内に散りばめられた

コントロール(チェックポイント)を自由に回って点数を競うルール。

ちなみにストレートという決められた順番で回ってタイムを競うマゾいカテゴリーもあります。

GPSは緊急用で携帯するけど当然使用禁止。ログはジオグラフィカで取りました。

一覧表を見て分かる通り、遠かったり見つけにくいコントロールは点数が高い。

1分遅刻につき5点減点でペナルティが大きい。コントロールの撤収時間にも注意が必要。

堅実にいくか、攻めていくか、道を使うか、山に分け入るか、好きにしよう。

で辿ったルートはこんな感じ。

Start 151 101 302 183 184 191 152 103 104 113 Finish

合計340点、1日目の順位は失格除いた212組中179位でした。ひゃー底辺。

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総移動距離16.83km、累積標高1501m

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ちなみにざっくり自己紹介しておくと、

私:アウトドア経験はハイキングとオートキャンプのみ。とても良いザック買ったから「ちゃんと使い倒そっ☆」でOMM参加を決める。体力はない。

バディ:登山とMTBが趣味。山は森林限界超えなきゃ山じゃないって人。最近は忙しくてあまり活動していないが基礎体力が違う。

という凸凹チームでお送りします。

事前に話し合ったスタンスは「走らないエンジョイ勢。あわよくば上位50%」、

読図力はお互い座学の講座を受けた程度です。

さぁ、へっぽこチームの思考と試行を辿るがよい。

 

・Start→151

スタートを待つ強そうな人たち(実際強い)

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スタート1分前に地図を受け取ってルートに悩む間もなくスタート。

勝手も分からないのでとりあえず302までは順番に取りつつ様子を見ようと決める。

いきなりの激下り*1で後ろから走ってくるチームもあって煽られるように転がるように降りる。

コントロール自体は鉄塔の下で迷いようがない。まだまだチームも団子状態。

 

・151→101→302

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そこそこ傾斜があるが送電線下のヤブを進むチーム多数。

僕らはまだ道が歩きたかったので登山道から湖畔の遊歩道へ。

わーい舗装路だー。湖を抜ける風が気持ちいいー。だがここでチームに衝撃走る。

ゆるい下り坂に入った途端ヒザが笑う笑う。

慣れない走り降りのせいで太ももの筋肉が使い果たされた模様。

バディも軽くそんな感じで先が思いやられる。コントロールは道なりでサクサクと。

 

・302→183→184

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183までは舗装路。みんな一緒だけど走るチームも。

考えなくていい(迷わない)場所では走るのが鉄則なんだろうね。

ゲットしたら引き返してリフト脇のゲレンデを直登*2して184へ。

ゲレンデは雑木も無く登りやすいかなーと思ったけど当然ながら傾斜がキツイ。

みんな登るから小さい落石もチラホラあって少し危なかった。

登り切って青木湖がキレイ。まだ景色を撮る余裕がある*3

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184は電波塔の下だけど、アンテナが低く木立に隠れて分かりにくい。

人工物は良い目標物になるが頼り過ぎないようにしようと思う。

 

・進路相談

ここら辺で大まかなルートを決めないといけない。

とりあえずあまり高度を下げずに行ける191まで行くとして…そこからどうしよう?

最初に貼った全体図の中央あたりの◎がフィニッシュ地点だ。

ここまでの進み具合からみてそれより南のコントロールはムリっぽい。

フィニッシュ上部の網掛けされたエリアは立ち入り禁止なので、

自ずと東西どちらかを回りながらフィニッシュを目指す感じになりそう。

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青ルートなら260点、黄ルートなら170点の皮算用。

黄はポイントしょっぱい上に106からフィニッシュ方面の等高線の詰まり具合がエグい。

青の方はフィニッシュ付近で余裕があれば他のコントロールも回れそう。

なにより152は分かりやすい(道の分岐+神社)のに配点が高く美味しい。

・・・ヒャッハー!青ルートだぁぁぁ!(難しそうな104から目を逸らしつつ)

 

・184→191→152

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という訳でまずは191へ。2つ大きなカーブを越えたら短い廃道への分岐から尾根へ。

初めて他のチームに付いていくのではなく自分達の意思で道を外れる。ドキドキ。

小さい鞍部を辿り*4標高1135m地点のコントロールをゲット!

意外と簡単だなぁ。ちょうどいいのでバディと高度計を合わせる。

152目指し西へ。2本目の登山道に出た所で少し修正、道沿いに進みガケ表記の切れ目からまた森を下る。

なんとなーくのコンパス直進でぴったり神社前に。楽しいな、これ!

途中で逆方向から登ってきたチームとすれ違う。どんなルートプランだったのかな。

 

・152→お昼ごはん→103→104

道中スニッカーズなどつまんでたけど、そろそろお腹が空いてきたよー。

神社から南に進む途中に陽だまりがあったのでそこで休憩。調理開始。

みなさんレース中は行動食オンリーのようで「えっ?ラーメン煮てる!?」

みたいな視線を受けてるけど、いいんです!エンジョイ勢なので!

僕らを見て気が抜けたのか、何組か立ち止まって行動食食べ始めてた。

陽だまりの中で大神の餌付けシーンみたいだなぁ。とか思った。ほのぼの。

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元気になったところで103,104を狙う。

それぞれ舗装路から細々と登山道が伸びているけど、いちいち舗装路までピストンするのは面倒。

さらに104へのアプローチは破線=廃登山道なので心許ない。

じゃあ103からピークに出て1057.8mの三角点経由で104狙おう、となった。

103は難なく見つかったのかあまり記憶にない。そこからピーク、鞍部、三角点*5

尾根歩きは分かりやすくて好きになる。

三角点で高度計をキャリブレーションして北の尾根伝いに40m高度を下げたら西へ。

パズルを解くようで楽しい。が104は谷の中腹で地形の特徴を掴みづらくちょっと迷う。

周りにも迷っているチームがちらほら。谷に苦手意識が芽生える。

前回大会経験者のブログにあったアドバイ

「困ったら人を見ろ。コントロール見つけたチームは急に静かになり、ほくそ笑みながら消えていく」

を実践し、人の流れに助けられる感じで104をゲット!

 

・104→(188)→(187)→113→Finish

登山道に下り188へ。188は撤収時間が迫っていて小走りで進む。

コントロール自体は道の近くだし余裕で見つかるでしょーと思ったが、

かなり手前を探してしまい*6時間切れ。

疲れからくる判断力低下、歩測(歩数カウントして進んだ距離を測る)してない、

安易に人に付いていく、小走りして距離感狂う、などが複合した結果だ。

バディはもう少し先だと意見していたので、そっちが正解。従えばよかったなぁ。

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舗装路に出てまだ少し時間があったので187を狙う。

係員待機場所から南に直進!…するもまた歩測を忘れ手前を彷徨ってる内に時間がなくなり撤退。

もう少し走れれば舗装路を南東に進んで登山道からアプローチできたかも。悔やまれる。

連続でコントロールをロストしてモチベーションも下がり30分ほど余裕はあったけど、

186は諦め113からFinishへ。タイムは6:23:54でしたっ。

さぁキャンプだ!休むぞー!

 

長くなったので次回へ続く!

*1:グラフ0~1kmのあたり

*2:グラフ4.5~6.5kmのあたり

*3:写真はここで終わっている

*4:グラフ8.5kmのあたり

*5:グラフ11.5kmのあたり

*6:188の手前でクルッと一周してる部分。グラフ13kmのあたりでピョコッと高度上げてるあたり