OMM JAPAN 2016 Day2

仕事が忙しくて間が空いてしまいましたがDay2書いていきます。

ちなみにブログは会社で程よい緊張感を持って書くのが好きです。

 

Day2のルートはこんな感じ。

制限時間が1時間短い+フィニッシュは初日に激下った山を登った先というのが分かっていたので、

なるべく早く北側に行って時間があれば寄り道してポイント稼ぐ作戦。

結果としては疲労蓄積でペースが上がらず、寄り道なしの最短距離を繋いでいくので精一杯でした。

こんな低ポイントでもDay2順位上がったので、遅刻減点されたチームが多かったのでしょう。

不甲斐ないけど作戦としては間違っていなかったかな。

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総移動距離16.8km、累積標高1233m

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では、記憶を引きずり出しながら振り返ります。

 

・Start→251→252

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 Day1が最後発だった分、Day2は始発でした。

寝袋から出たくないよーとウダウダしてたらギリギリになってしまい、急いで朝食・撤収。

次回は逆か中盤がいいなぁ。

最初のCPは余裕と思いきや谷の中ほどにあるので意外と苦戦する。やっぱり谷ニガテ。

252は途中で道の分岐を間違えたけど、見回すと平場*1があったので直登してリカバリー。

CP自体はピークなのであまり迷わずゲット。

ここからしばらく車道を北上。西側のポイント群はグッと我慢。自販機のコーラもグッと我慢*2

逆方向から来たチームいたけどどこから来たのか。

 

・286→205→287

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車道からDay1でも通った林道へ。

286は小川沿いから入った山の中腹。初めて少し笹ヤブが出てきて抜けるのに難儀する。

ポイントも地形の特徴が薄くてちょっと探した。

コンパス直進と歩測を試すが上手くいかなかった。

コンパスに集中すると木にぶつかって、ついでに歩数を忘れる。

せっかく二人なんだからコンパスと歩測を分ければよかった。

205も小川沿い。ストレートと共通のCPらしく早そうな人多数。

ここら辺から足が疲れてきて、頭で分かっていても身体が付いていかなくなってくる。

丸太橋で転倒して川に足を突っ込むけど濡れずに済んだ。ゴア靴でよかった。

 

287を目指して谷を登る。かなり急で雑木に掴まりながら登る。砂っぽい土に枯葉がこんもりで滑る滑る。

枯れ枝を杖に喘ぎながら登る横をトレッキングポールでパワフルに抜かれていく。

いいなートレッキングポール。来年は買って出よう。

足も完全に使い切ってしまい、バディから遅れ始める。

ヘロヘロになりながら権現山頂上のCPをゲット。

 

・287→302→290→210→finish

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行きと同じゲレンデを下る。かなり急だが時間がないので迂回する手はない。

途中から尻すべりしないと下れなくなる。ここでお気に入りのウォーターボトルを落とした。

寄り道もせず、302から湖畔を歩きゲレンデ登りへ。

ペースが上がらない僕をバディが押してくれてる所をドローンに撮られた…カットして欲しい。

290~210はさらに急な登り。完全にバテて10歩進んでは立ち止まって息を整える状態。

「誰だよこのクソレースに応募したの…僕だー!」という思いがグルグル。

ついにはバディがザックを持ってくれて何とか登りきる。ホント申し訳ない。

 

イベントセンターが見えたと思ったらもう1本オマケの登り。

ゴールが見えてるのに滑り台を登らされる状態。

登りきると北アルプスの雄大な景色と本国スタッフの応援がお出迎え。これには感動…ではなく

「誰だよこのクソコースを設計したの…お前かー!*3」という思いが溢れる。

坂を駆け下りて何とか制限時間内にフィニッシュ!

コーラで乾杯して初めてのOMMは幕を閉じたのでした。

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まとめも書くね。

*1:山肌に付けられた道の跡。廃道巡るサイトが好きでよく読んでいたので、薄い登山道とか自然に還りつつある道を見る目が少し鍛えられていたのが役に立ったのかもしれない。ありがとう「山行が」!

*2:競技中の自販機利用がルール違反なのかいまいち判然としないし、ゴールで味わいたいので

*3:本国のスタッフではなく日本のディレクターだと思う。景色を楽しむ余裕がなくてごめんなさい。

OMM JAPAN 2016 キャンプ

1日目のスタート時間が遅かったのでキャンプ指定地は埋まり始めていた。

山岳テントからレアなULテントまで見本市のようで見て回るのが楽しい。

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木立の中が静かに休みたい人ゾーン、広場はグループでわいわいゾーン。

僕らは山仲間、トレラン仲間もいないので(ちょっとさびしい)静かなゾーンへ。

さぁ、テント張って休もー。

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イチローばりの正確さで、フットプリント下の小枝を逃さないバディ。

テントはNemo equipmentのANDI LS 2P。

シングルウォールなのに前室付きというわがままボディ。

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設営を終えて寝袋に入り天国じじい(via イッテQ登山部)と化す僕。

疲れたので少しウトウトしてから晩ご飯。

普段は小食なんだけど、カロリー摂らなきゃ!と頑張って

尾西のご飯を2袋(お茶碗4杯分くらい)食べた。

あとは茹でたソーセージとかラーメンとか。

グループの人たちは持ち寄った食材で鍋したりして宴会が始まってた。

はるばる運んだビールは美味しかろうなぁ。

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キャンプファイヤーが始まったのでちょっと当たりにいく。

日が落ちたら急激に冷え込んできたのであったかーい。

ずぶ濡れのシューズを乾かしてる人いたけど、コースによってはそんな場面もあったのかな。

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温まったら地図見ながら反省会をして20時には就寝。

寒さ対策*1は念入りにしたので快適に眠れた。

-3℃まで冷え込んだみたいで深夜になると周りからは「さ…さむい」みたいな呟きも聞こえた。

さーて2日目もがんばるぞー!

*1:寒さ耐性は人それぞれだけど、参考までに就寝時着てた装備リスト。ちなみにわりと寒がり。

●上半身

ベース:ジオライン・ミドルウェイト(モンベル

ミドル:ストライカフーディ(アーク)

インサ1:バーサミッドフリース(TNF)

インサ2:ライトダウン(ユニクロ

シェル:トリオレットジャケット(パタ)

●下半身

ベース:ステテコ・ウォーム(TNF)

パンツ:裏起毛の山パンツ(TNF)

インサ1:ダウンパンツ(ME)

インサ2:テントシューズ(モンベル

●ねどこ

マット:ORA 20R(NEMO)

シュラフ:スーパースパイラルだっけ?化繊#3(モンベル

カバー:エスケープヴィヴィ(SOL)←使わなかった

 

着過ぎかもしれないけど、わざわざ冬用シュラフを買いたくなかったので。

これでも寝返り打ってロフト潰れるような姿勢になると少し寒さを感じた。

ストライカフーディは被るとバラクラバになるので暖かくてお気に入り。

OMM JAPAN 2016 Day1

うだうだしてたら年をまたいでしまいましたが、OMM JAPAN参戦記です。

カテゴリーはスコアロング。制限時間7時間(2日目は6時間)内に散りばめられた

コントロール(チェックポイント)を自由に回って点数を競うルール。

ちなみにストレートという決められた順番で回ってタイムを競うマゾいカテゴリーもあります。

GPSは緊急用で携帯するけど当然使用禁止。ログはジオグラフィカで取りました。

一覧表を見て分かる通り、遠かったり見つけにくいコントロールは点数が高い。

1分遅刻につき5点減点でペナルティが大きい。コントロールの撤収時間にも注意が必要。

堅実にいくか、攻めていくか、道を使うか、山に分け入るか、好きにしよう。

で辿ったルートはこんな感じ。

Start 151 101 302 183 184 191 152 103 104 113 Finish

合計340点、1日目の順位は失格除いた212組中179位でした。ひゃー底辺。

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総移動距離16.83km、累積標高1501m

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ちなみにざっくり自己紹介しておくと、

私:アウトドア経験はハイキングとオートキャンプのみ。とても良いザック買ったから「ちゃんと使い倒そっ☆」でOMM参加を決める。体力はない。

バディ:登山とMTBが趣味。山は森林限界超えなきゃ山じゃないって人。最近は忙しくてあまり活動していないが基礎体力が違う。

という凸凹チームでお送りします。

事前に話し合ったスタンスは「走らないエンジョイ勢。あわよくば上位50%」、

読図力はお互い座学の講座を受けた程度です。

さぁ、へっぽこチームの思考と試行を辿るがよい。

 

・Start→151

スタートを待つ強そうな人たち(実際強い)

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スタート1分前に地図を受け取ってルートに悩む間もなくスタート。

勝手も分からないのでとりあえず302までは順番に取りつつ様子を見ようと決める。

いきなりの激下り*1で後ろから走ってくるチームもあって煽られるように転がるように降りる。

コントロール自体は鉄塔の下で迷いようがない。まだまだチームも団子状態。

 

・151→101→302

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そこそこ傾斜があるが送電線下のヤブを進むチーム多数。

僕らはまだ道が歩きたかったので登山道から湖畔の遊歩道へ。

わーい舗装路だー。湖を抜ける風が気持ちいいー。だがここでチームに衝撃走る。

ゆるい下り坂に入った途端ヒザが笑う笑う。

慣れない走り降りのせいで太ももの筋肉が使い果たされた模様。

バディも軽くそんな感じで先が思いやられる。コントロールは道なりでサクサクと。

 

・302→183→184

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183までは舗装路。みんな一緒だけど走るチームも。

考えなくていい(迷わない)場所では走るのが鉄則なんだろうね。

ゲットしたら引き返してリフト脇のゲレンデを直登*2して184へ。

ゲレンデは雑木も無く登りやすいかなーと思ったけど当然ながら傾斜がキツイ。

みんな登るから小さい落石もチラホラあって少し危なかった。

登り切って青木湖がキレイ。まだ景色を撮る余裕がある*3

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184は電波塔の下だけど、アンテナが低く木立に隠れて分かりにくい。

人工物は良い目標物になるが頼り過ぎないようにしようと思う。

 

・進路相談

ここら辺で大まかなルートを決めないといけない。

とりあえずあまり高度を下げずに行ける191まで行くとして…そこからどうしよう?

最初に貼った全体図の中央あたりの◎がフィニッシュ地点だ。

ここまでの進み具合からみてそれより南のコントロールはムリっぽい。

フィニッシュ上部の網掛けされたエリアは立ち入り禁止なので、

自ずと東西どちらかを回りながらフィニッシュを目指す感じになりそう。

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青ルートなら260点、黄ルートなら170点の皮算用。

黄はポイントしょっぱい上に106からフィニッシュ方面の等高線の詰まり具合がエグい。

青の方はフィニッシュ付近で余裕があれば他のコントロールも回れそう。

なにより152は分かりやすい(道の分岐+神社)のに配点が高く美味しい。

・・・ヒャッハー!青ルートだぁぁぁ!(難しそうな104から目を逸らしつつ)

 

・184→191→152

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という訳でまずは191へ。2つ大きなカーブを越えたら短い廃道への分岐から尾根へ。

初めて他のチームに付いていくのではなく自分達の意思で道を外れる。ドキドキ。

小さい鞍部を辿り*4標高1135m地点のコントロールをゲット!

意外と簡単だなぁ。ちょうどいいのでバディと高度計を合わせる。

152目指し西へ。2本目の登山道に出た所で少し修正、道沿いに進みガケ表記の切れ目からまた森を下る。

なんとなーくのコンパス直進でぴったり神社前に。楽しいな、これ!

途中で逆方向から登ってきたチームとすれ違う。どんなルートプランだったのかな。

 

・152→お昼ごはん→103→104

道中スニッカーズなどつまんでたけど、そろそろお腹が空いてきたよー。

神社から南に進む途中に陽だまりがあったのでそこで休憩。調理開始。

みなさんレース中は行動食オンリーのようで「えっ?ラーメン煮てる!?」

みたいな視線を受けてるけど、いいんです!エンジョイ勢なので!

僕らを見て気が抜けたのか、何組か立ち止まって行動食食べ始めてた。

陽だまりの中で大神の餌付けシーンみたいだなぁ。とか思った。ほのぼの。

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元気になったところで103,104を狙う。

それぞれ舗装路から細々と登山道が伸びているけど、いちいち舗装路までピストンするのは面倒。

さらに104へのアプローチは破線=廃登山道なので心許ない。

じゃあ103からピークに出て1057.8mの三角点経由で104狙おう、となった。

103は難なく見つかったのかあまり記憶にない。そこからピーク、鞍部、三角点*5

尾根歩きは分かりやすくて好きになる。

三角点で高度計をキャリブレーションして北の尾根伝いに40m高度を下げたら西へ。

パズルを解くようで楽しい。が104は谷の中腹で地形の特徴を掴みづらくちょっと迷う。

周りにも迷っているチームがちらほら。谷に苦手意識が芽生える。

前回大会経験者のブログにあったアドバイ

「困ったら人を見ろ。コントロール見つけたチームは急に静かになり、ほくそ笑みながら消えていく」

を実践し、人の流れに助けられる感じで104をゲット!

 

・104→(188)→(187)→113→Finish

登山道に下り188へ。188は撤収時間が迫っていて小走りで進む。

コントロール自体は道の近くだし余裕で見つかるでしょーと思ったが、

かなり手前を探してしまい*6時間切れ。

疲れからくる判断力低下、歩測(歩数カウントして進んだ距離を測る)してない、

安易に人に付いていく、小走りして距離感狂う、などが複合した結果だ。

バディはもう少し先だと意見していたので、そっちが正解。従えばよかったなぁ。

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舗装路に出てまだ少し時間があったので187を狙う。

係員待機場所から南に直進!…するもまた歩測を忘れ手前を彷徨ってる内に時間がなくなり撤退。

もう少し走れれば舗装路を南東に進んで登山道からアプローチできたかも。悔やまれる。

連続でコントロールをロストしてモチベーションも下がり30分ほど余裕はあったけど、

186は諦め113からFinishへ。タイムは6:23:54でしたっ。

さぁキャンプだ!休むぞー!

 

長くなったので次回へ続く!

*1:グラフ0~1kmのあたり

*2:グラフ4.5~6.5kmのあたり

*3:写真はここで終わっている

*4:グラフ8.5kmのあたり

*5:グラフ11.5kmのあたり

*6:188の手前でクルッと一周してる部分。グラフ13kmのあたりでピョコッと高度上げてるあたり