そのスピードで

渋滞中に見上げた橋とケーブル
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高速を走っていると「そのスピードじゃないと見えない景色」ってのがあると感じる。
自転車好きの友達が「サイクリングのスピードは、人間が目に入った景色を全て認識できる限界のスピード。」
と言ってサイクリングの良さを説いていたのを唐突に思い出したけど、
スピードが上がれば視野角は狭くなり、その外側の景色は形を認識する間も無く流れていく。
そうやって余計なものがぼやけた瞬間に見えるのが、
道路灯の背骨だったり、合流地点で消えていくエッジだったりする。
そんな瞬間を写真に収められたら、なんて思いながらいつも運転している。
まぁ、網膜と撮像素子の違いに絶望することになると思うけど。