RAW現像はじめました

潮が満ちはじめた走水海岸
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ずっと前から「写真は見たままの景色を残せればいい」と思っていたので、
デジタル一眼を買ってからもjpg保存でやってきました。
でも最近twitterでの「写真やるからにはRAW現像やらないと!」という意見に押され
恥ずかしながらRAW現像を始めてみました。


何が「恥ずかしながら」なのかというと、
僕は「表現」とか「創作」という行為がとても苦手*1なのです。
じゃあなんで写真日記なんかやってるの?というと
写真は「記録」である。
という逃げ口上に縋ってつらつらと書いているのです。
しかし、RAWデータを弄って自分の思い描く色を乗せたら「もうそれ表現じゃね?」な訳ですよ。


でもよく考えてみると
・シャッター切る*2・・・OK。記録だ。
・写真を選ぶ・・・あれ、「選択する」って意外と主体的な行動かも。
・RAW現像・・・前述の通り、それ表現だろ。アウト。
・ダイアリに載せる・・・ここここれは「記録」の公開であって断じて「表現」などという高尚なものでは(ry
かな、と。
実は写真を取捨選択する時点で「記録」の範疇を飛び出しているんじゃないかと。
というかやらない理由考えるのも疲れたなーと。


…そんな訳でRAW現像頑張っていこうと思っています!
ちなみにつづきを読む以降に海鳥の死骸が載ってます。
そういった写真が苦手な方は「今日はここでサヨナラしよ…」
から始まる別れの場面を想像しつつブラウザを閉じて下さい。

「…というかしばらくキョリを置いて考えたいんだ、二人のこと。」
とか自分で書いてて胃袋を鷲掴みにされて鉛注入されたようなどんよりした気分になってきました。


このあと埋めてやった。
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せっかくのRAW現像なのでモノクロにして、
砂のジャリジャリ感を出しつつ羽のフワフワは残るくらいにシャープネスを強めにかけました。
もっとコントラストも強くていいのかもしれない。
試行錯誤しながらやっていきたいです。

*1:ハイクやらダイアリーやってて言うのもなんですが

*2:「構図を決める」なんかまで含めたらこれも怪しいが